震災復興事業の工事進捗をストリートビューで記録・発信する
福島県の帰還困難区域、避難指示解除準備区域、居住制限区域の保育・教育施設の内部を記録するプロジェクト
原発事故で住民が避難した福島県浪江町内のストリートビューを公開
東日本大震災で被害をうけた施設の外観・構内を撮影し、記録・保存・公開を行う取り組み
東日本大震災の被災写真や被災者の証言を収集し,Google Earth でデジタルアーカイブ化するプロジェクト
支援を頂いた方へのお礼を伝えるプラットフォーム
2014 年 6 月の浪江町の撮影に続き、2015 年 2 月に葛尾村、双葉町、大熊町、富岡町からご依頼をいただき、24 の施設の屋内を Google マップのストリートビューで撮影しました。
対象施設は保育・教育施設で、原則立ち入りが禁止されている園児のみなさんや生徒のみなさんから、施設を見たいという要望からこのプロジェクトは始まりました。
UR 都市機構が岩手県、宮城県、福島県内で進めている震災復興事業の工事進捗状況をストリートビュー及び Photo Sphere (順次公開予定)で記録・発信するプロジェクト。普段見ることができない工事現場内の様子がご覧いただけます。
福島県浪江町は、現在、その半分が福島第一原子力発電所から 20 キロ圏内にあたる「警戒区域」と、残り半分が「計画的避難区域」に指定されています。浪江町のご依頼をいただき、 Google マップのストリートビューで、浪江町の市街地を撮影、 3 月 28 日より公開しました。
浪江町の撮影は 2013 年 3 月 4 日に開始し、約 2 週間かけて、主に海岸から市街地にかけてを撮影しました。
浪江町のメインストリートの一つ。町一番のイベントである秋の十日市祭には、この 600m の通りに 300 以上の露店が並び、 21,000 人の町へ 3 日間で 10 万人以上が訪れました。
地震により倒壊したままの印刷所。...撤去も補修が進まず余震によるさらなる被害を防ぐことができない。
太平洋から一キロほどの地点。打ち上げられた船が撤去されないまま放置されています。
「震災遺構デジタルアーカイブプロジェクト」は東日本大震災で被害をうけた施設の外観・構内を撮影し、記録・保存・公開を行う取り組みです。
世界中の科学者や研究者をはじめ、一般の方がこうした情報にアクセスできるようにすることで、地震や津波が引き起こした被害をより深く知っていただくきっかけになるものと考えています。
本プロジェクトが震災の記憶の風化を防ぎ、後世に震災の記録を継承する一助となることを期待しています。
プロジェクトの詳細
また、復興にむけて進み始めた地域の「今」の姿も捉えるために、震災後も使用されている施設や新たに建設された施設の撮影・公開も本プロジェクトで行っています。
被災地の写真とパノラマ画像,そして被災者の証言を一元化し,デジタル地球儀の三次元地形に重ね、俯瞰的に閲覧することができます。さらにタイムスライダー機能を備えており、震災発生後の時間経過に沿って、資料を閲覧することも可能です。「未来へのキオク」では、朝日新聞社「いま伝えたい千人の声」から抜粋した被災者証言を地図に重ねて閲覧することができます。
顔写真をタップすることで,証言を閲覧することができます。証言は今後も追加される予定です。
(首都大学東京 渡邉英徳研究室×朝日新聞社)
被災地の皆様から支援いただいた方へ、大事なメッセージをお預かりしています。
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